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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
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春の終わりの港には

春の終わりの港には

はじける前の静けさだけ

哀しく漂っていた


幾人かを乗せて走る

派手な色のコンバーチブル

二人のそばに止まった


恋人たちはキャンドルライト

騒ぐ彼らはスモールランプ

それぞれ壊れそうな夢を抱いて

夜に浮かんでいた


明日になれば今日なんて

散らばる星の瞬きより

遠くにまぎれてしまう


揺れる水面に映るのは

過ぎた日々でも未来でもない

今が息づいてること


はかない色のキャンドルライト

孤独に寄り合うスモールランプ

それぞれ寂しい予感を抱いて

夜に浮かんでいた

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