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高い空に
ランチを断ったのは
君が嫌いなんじゃなくて
ミートやエッグを食べて
生きることをやめたいから
震える手のひら
強く握ってくれた
いいねって言われたみたい
透き通る高い空に
今 届く気がした
君のまなざしが
優しかったから
スズランの街灯の下
またこうして会ってくれる?
レンガを敷き詰めた道を
ただ君と歩きたいから
目立たないけれど
宇宙の心をもつ
仲間は必ずいるよ
雲のない高い空に
今 触れた気がした
君のまなざしが
まぶしかったから
君のまなざしが
優しかったから




