59/866
Spring Park
冷たい水しぶきが
ときおり膝に飛んでくる
春風の吹く
噴水公園
はしゃぐ子供たちを
二人座って見ていたね
優しい笑顔
忘れられないの
愛してなんて言わない
思い出に浸りたいだけ
もう一度この場所で
あなたとともに
去年の今頃は
よくここで待ち合わせした
電話をすれば
いつだって会えた
鳩が飛び立つとき
何かが解かれる気がした
どんな明日でも
後悔しないの
寂しいなんて言わない
思い出を旅したいだけ
もう一度この場所で
あなたとともに
もし変わっていたら
手を振ってそれきりでいい
そこから先は雨上がりの道
澄んだ世界を歩いてゆくから