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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
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JUNE RAIN

街を濡らす銀の雨

無限に生まれて落ちてくる

6月のステイション

駆け込む人を見ていた

二人でいても寂しい部屋に

帰りたくないから


あなた一度も無理するなと言わなかった

私 一度も苦しいと言わなかった


ひどいことばかりしてきたあなたが

今はまるで天使のようね

罪滅ぼしはもういらない

早くどこかへ立ち去って


混んだ改札口の前

あなたが迎えに来ていた

雨のにおいを吸って

何も言葉を交わさず

小さなビニール傘に

二人で入り歩きだす


あなた一度も愛してると言わなかった

私 一度も別れたいと言わなかった


泣かされてばかりだった私が

今はまるで賢者のようね

埋め合わせはもういらない

早く合鍵を返して


最後まで愛せなかった二人が

今はまるで恋人同士ね

罪滅ぼしはもういらない

早くここから立ち去って

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