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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
50/866

時はいってしまった

明るいレストランの窓から

ひとり凍った街を見ている

テールランプは催眠術

前にもどこかでこの景色

この時間に出会っていた


恋とは知らずに感じていた

あの甘い心地よさ

今ならはっきりわかるのに

時はいってしまった


にぎわうフロアを見渡せば

誰かの気配にほっとする

スープの湯気は蜃気楼

散らばる思い出のかけらに

あの時間が映っていた


恋とは知らずに見つめていた

君のまぶしい瞳

同じ夢を見てるあいだに

時はいってしまった


寂しささえもいとおしいのは

君と出会ったから

今ならはっきりわかるのに

時はいってしまった

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