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La poesia  作者: roman
401~500 海外ドラマに夢中だった頃
499/866

空をゆく頃

秋の朝

小さな庭に出て

風をすった

名も知らぬ鳥が

ザクロの木の枝で

鳴いていた


最後まで好かれることが

できなかった人


あなたの残していった

すべてを燃やそう

無邪気な笑顔がいくつか

浮かんでは消えた


悲しくて

今日は来なかったと

噂している

そんな友達に

何も変わらないと

電話した


半分脱ぎかけた靴を

高く飛ばした


あなたの顔も声も

しぐさも忘れて

今日からどこへでも遠くへ

やっと飛び立てる


あなたの残していった

すべてを燃やして

灰となって空をゆく頃

やっと許せそう

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