470/866
Quiet Night
ベッドの上
鳴り出す電話
サイレンのような
冷たい響き
君の声は
涙の海から
パーカーはおって
すぐに向かうよ
はりつめた空気が
どこまでも続く街
あの子の方が早く着いて
君を抱きしめていた
音のない夜の中
信号機で
二人は赤く
見せつけるように
点滅していた
同じように
呼んでいたんだね
あとに来た方が
僕でよかった
こんなこと知ったら
きっと愛せないから
あの子は何にも知らないで
君を抱きしめていた
肌寒い夜の中
あの子の方が君に似合う
やっと夢を捨てられる
音のない夜の中




