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Daydream
君と一緒に帰った
夕焼けの畦道
突然 頬にキスされて
どうして悲しかったの
耳元くすぐる小声
ふりきって走った
はやがねの胸をおさえて
ひとりになれる海まで
紫に染まる水面
夕風に包まれて
僕はまだ考えていた
どうして逃げたりしたの
あれから君は変わらず
僕の隣にいた
まるであの日だけどこかに
なくしてしまったみたい
あのときたしかに愛していた
時が止まってほしかった
日焼けした君の頬に
キスを返して微笑む
白い夢を見るよ
君と一緒に帰った
夕焼けの畦道
やっと目覚めた思いは
悲しい色をしていた




