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La poesia  作者: roman
401~500 海外ドラマに夢中だった頃
458/866

沖を眺めて

沖を眺めて

さよなら言おう

潮風あびて

さよなら言おう

君はボートを浸し

次の波へ

漕ぎ出した


一度寄せた波は

二度と引き返さない

昨日君が残した

砂の城を飲み込んで


雲は流れて

鳥はまぎれて

たたずむものは

どこにもいない

小さなサンダルが

片方だけ

埋もれていた


最後に見た君の

太陽に消える背中

絵のような逆光

今も焼きついたまま


沖を眺めて

何を思おう

夕陽見送り

何を思おう

君しか浮かばない

夏の終わり

海岸線




賑わっている海より、シーズンオフの静かな海が好きです。

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