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La poesia  作者: roman
401~500 海外ドラマに夢中だった頃
434/866

夕景色

川べりに腰かけて

笑いかけないで

風に身をあずける

僕は夕焼けの案山子


さっき木陰であの子を

抱きしめていたね

知らないふりをして

しばらく話し続けた


軒下に降った雨が蒸発するように

夢はゆっくり冷めていく


うつろう夏の光は

誰にも止められない

君と会うのはこれきり

嫌われる前に嫌われる


二羽のカモが並んで

海へ漕いでゆく

きっと思い出して

帰りたくなるけれど


読み終えた物語にときめかないように

夢は再び見られない


川向こうの家も山も

セピアに染まってゆく

なぜ涙が流れるの

墨色空が優しくて

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