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Jogger
朝陽が昇る前の街
6月の暑さも
まだ眠る時刻
ひとけない通りに
雨の前の風が吹く
代わり映えのない毎日
逃げるように走る
瞳を閉じても
走っていけそうだ
どこまでも走れそうだ
流れる景色は速くて
思っていたより見えない
見えるのはこれまで
がむしゃらに走ってきた日々
名前の知らないジョガーが
向こう側を走る
手を振りたくなり
手をあげようとして
途中でやめてしまった
古い友達が前から
まっすぐ歩いてくる
つまらなそうな顔
ひどく疲れた顔
思わず木陰に隠れた
朝陽が昇る前の街
6月の暑さも
まだ眠る時刻
ひとけない通りに
雨の前の風が吹く
代わり映えのない毎日
逃げるように走る
瞳を閉じても
走っていけそうだ
どこまでも走れそうだ
流れる景色は速くて
思っていたより見えない
見えるのはこれまで
がむしゃらに走ってきた日々
名前の知らないジョガーが
向こう側を走る
手を振りたくなり
手をあげようとして
途中でやめてしまった
古い友達が前から
まっすぐ歩いてくる
つまらなそうな顔
ひどく疲れた顔
思わず木陰に隠れた
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