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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
398/866

ラ・ルーナ

君を部屋に呼んだのは

あることを確かめるため

肩越しの水槽の中

熱帯魚が泳いでいる

あの海に沈んでゆこう


愛されることが

愛することより

多くあらねばならない

死ぬほど抱きしめわからせて


バニラ色のシーツから

センシュアルな香りがする

満たされた思いはすぐに

虚しさへ姿を変える

光を途絶えさせないで


生きているかぎり

僕はいつだって

月であらねばならない

太陽であってはならない


最初から怖れのない

箱庭の中でだけ

僕は僕でいられる


愛されることが

愛することより

多くあらねばならない

眠りにつくまでわからせて

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