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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
397/866

バルセロナ

バルセロナにあの人と渡った

あなたにもう一度会えるなんて

あの日から少しも変わらないと

言えば嘘になるけれど


カサ・ミラの前で待ち合わせしたと

雑誌を開いて話すあなた

貝殻みたい

波打つシルエット


あの人をあなた通して感じる

だから寂しくない

これからもきっと愛せる


バルセロナにあの人と私が

渡っていたらと考えてみる

自慢話を聞いているふりして

こっそり夢を見ているの


片方だけでも愛と呼びたいの

笑うと冷めた紅茶が揺れる

あなたの瞳

いつでもイノセンス


あの人をあなた通して感じる

だからまた会うつもり

これからもきっと友達

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