381/866
Riverside Memory
気の置けない仲間誘って
小川まで来たの
わけを知らないあの子
無邪気に騒いでいる
去年の今頃は二人
よくここに来ていた
冷たい声の留守電
まだ消せないなんて
愛が壊れた日から
みんなとても優しい
どれだけ好かれても終わりは
いつだって残酷なもの
とどめることなど
できないと知っていても
いい子演じ続けるの
また誰かを愛したって
同じことになる
愛し方はかんたんに
変えることはできない
水をかけ合うヴィジョン
胸をしめつけてくる
どれだけ好かれても終わりは
いつだってそばにあるもの
戻ることなど
もうないと知っていても
いい子演じ続けるの
思いを全部捨てるように
小石を川面に投げたの
シャツを脱いで泳ぐ
みんなのもとへ急ぐよ
今度こそ終わりだから




