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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
378/866

風のない午後

風のない午後

雨が降っていた

やむのを待って

電話をかけた


白いハンカチ

ベランダにひとつ

少し濡れている

だから残した


悪い夢を見たんだ

本当になるなんて

べつに思っていないけど


水溜まりの道

重たそうな雲

あいだを漂う

初夏の憂うつ


子供の声が

外を駆けている

うたた寝したら

やんでしまった


実はこんなことがと

待っていたように切りだす

君の声が弾んでいた


ぼんやりとした

霧の街の中

ビルにまぎれた

午後のひととき




雨の日の気だるい感じを書きました。

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