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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
372/866

Jacket

君に手渡された

パーティの招待状

誘われるなんてまだ

なんだか夢みたい


どんな服を着れば

ほめてもらえるのだろう

髪のセットのしかた

教えてもらわなきゃ


重いゲートが開けば

ライトグリーンのガーデン

ミューズの噴水の向こう

プリンスの待つキャッスル


大きなシャンデリア

メリーゴーランドみたい

グラスを交わす音が

僕をひとりにする


愛されているんだね

笑い声が響いている

僕なんていなくても

困らなかったのに


君はまた引っ張られて

誰かとダンスを始める

一度も目が合わないうちに

パーティはもうフィナーレ


鏡の前で何度も

繰り返した「おめでとう」

ソファに置き忘れたジャケット

二人きりで会いたくて

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