表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
370/866

Garçon

短編集片手に立ち寄ったカフェ

「幸せはいつも今だけのもの」

最後のセリフを繰り返す


無愛想なGarçonが冷めた瞳で

まずそうな水とメニューを置いて

人形のように去っていく


さっそく上着を脱いで

アピールするよ


決まってないのに手をあげる

君に気づいてほしいんだ

立てた髪が素敵だね

これからどこかへ行かないかい


隣の恋人たちのフォークが止まる

めずらしいかい すぐに慣れるさ

早く選べと急かす君


アドレスを手の中に

忍び込ませた


Café au laitでも注文するよ

君に届けてほしいんだ

甘い声が素敵だね

一度でいいから微笑んで


First Nameを教えてよ

君の素顔が見たいんだ

きっとこれは奇跡だね

これからどこかへ行かないかい


もうすぐ二人は喧騒の中

「幸せはいつも今だけのもの」

気取っていると逃げちゃうよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ