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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
369/866

ブレイク

ブレイクの合図で

君は水道まで

走っていった

水を頭から

かぶって笑っていた

短い髪を振って


グラスの上 駆けぬけて

ぶつかって転んで

ときどき目が合ったよね

今も輝いていて

僕のいないあの街で


アルバムの写真は

二人すました顔

真昼の光

降りるグラウンド

細く長いシルエット

それぞれにのびていた


グラスの上 寝そべって

青空をみんなで

なぜか眺めていたよね

今もそのままでいて

僕のいないあの街で


ブレイクの廊下で

すれ違う寸前

肩をたたかれた

振り返った君

まぶしい夏の陽射しの

向こうへ消えていった

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