表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
36/866

ラストページ

にぎわうクラスの片隅で

鍵を捜していたあの日

君が肩をたたいてくれて

僕は恋に落ちたんだ


冬の西日がまぶしい窓に

君の名前を書いてみた

急いで消したら袖が濡れた


次の朝 友達が来るまで

こっそりノートに落書きした

君の名前にハートマーク

すっかり恋に落ちていた


ようやく席が近くなっても

微笑むだけで精一杯

答えは全部わかってるのに


待ち遠しかったランチタイム

君が前の席に座った

ノート貸してくれないかな

そう言ってのぞき込んだ


高鳴る胸を抑えながら

うなずいて差し出したとたん

大事なことを思い出した


どうか最後のページは見ないで

急いで名前は消したけど

跡がはっきり残っているから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ