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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
340/866

言葉にできない

あの森を見て

森とわかるのが悲しい

あの海を見て

海とわかるのが悲しい


森を海と思えたら

どんなにいいだろう


あの森を見て

森と言えば欠けてしまう

あの海を見て

海と言えば欠けてしまう


その破片を集めても

言葉にはできない


深い記憶の

底まで潜っていきたい

夢見る前の

世界に潜っていきたい


名前も知らぬ瞳に

何が見えただろう


はじめての風

わからないことが嬉しい

はじめての声

わからないことが嬉しい


名前を見つけられたら

どんなにいいだろう


名前をつけずにすめば

どんなにいいだろう

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