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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
330/866

パラソルの下で

黒い影が波間に消えては現れ

しだいに白い泡にみんな飲み込まれ

潮の香りと砂と

暑さだけが残った


ボードを抱えて帰るあなたに

帽子を振って迎えるつもり

まぶしくて何も見えなくても

私ができる最高のこと


触れられるのが怖くて

あなたの告白 風にまかせた

君からくればいいよと

焼けたサーファー

沖を見ていた


パラソルの下で待つ私などきっと

あなたにはつまらない

だから水玉のワンピースひるがえし

ひとり夏と踊るの


夕空の下 本当は

恋人みたいに見つめ合いたい

首筋をつたう水と

二人のこと

思いながら


触れられるのが怖くて

あなたのしぐさに風を感じた

そばにいるだけでいいよと

焼けたサーファー

沖を見ていた

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