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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
324/866

冬をとかして

どこにも行きたくない

そんな1月の午後

それでも連れ出そうとする

君につい流されて


店の中は満席

テラスでもいいよねと

聞いてくる君が好きだよ

寒いけれどしかたない


粉雪が降ってきて

君の髪にとまった

コーヒーの香りが

冬をとかしていった


みんなが同じような

恋に溺れていても

君は今のまま自由に

夢を追いかけていて


結晶が光っている

君のまつげの先で

はかないイリュージョン

冬を包み込んでいた


粉雪が降ってきて

また少し寒くなった

貸してくれたマフラー

冬をとかしていった

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