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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
323/866

目覚めれば雨の音

昨夜の夢は悲しくて

日記にも書けず

ただ忘れようと思うばかり


見覚えのある学校の

廊下の隅っこ

君が苦しそうに倒れていた


手を握ってあげられず

何も言ってあげられず

目覚めれば雨の音


どこにもないあの日なのに

確かにあったと

なぜか思えてきて不思議だよ


体に残る感触が

忘れないでって

今もまだまとわりついている


近づいて眺めていた

何もせず眺めていた

すべて夢でよかった


助けも呼んであげられず

何も言ってあげられず

目覚めれば雨の音

降りしきる雨の音

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