表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
320/866

出会いはいつも一度きり

懐かしさに誘われて

列車に飛び乗った

窓の向こうは夕立

傘を持たない人が

急ぎ足で歩いている


駅に着くたびあなたが

乗ってこないか期待している


思い出だけが恋人

そのときは追いかけずに

時が経ってから会いにゆくの


雨と草のにおいが

ドアから入ってくる

昔のあなたに似ている

学生が席を立つ

私も降りていた駅


泣くほどではないけれど

誰にもわからない苦しみ


もう一度出会えたなら

今度こそ追いかけて

またはじめから知り合えるの


出会いはいつも一度きり

次に会うときはもう

あなたはきっと知らない人

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ