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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
32/866

雨のストレンジャー

雨の日が好きなのは

傘の下に隠れられるから

友達が前から来ても

そのまま通り過ぎるのさ


人気者のあの子なら

傘を振って駆けてゆくだろう

濡れた道に涙ひとつ

こぼして通り過ぎるのさ


どうか僕だと気づかないで

今は見知らぬ誰かを

ひたすら演じているから


雨の降る角度も

時折強まるはじく音も

水溜まりの深さだって

本当は言われて気づきたい


それより知りたいのは

君が夢中になれることや

幼い頃の出来事や

君の中の僕のこと


どうか何にも気づかないで

今はゴーストになって

透き通っていたいから


どうか僕だと気づかないで

今は見知らぬ誰かを

ひたすら演じているから

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