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La poesia  作者: roman
301~400 映画に夢中だった頃
315/866

他人に見えた日

久しぶりに会ったあなたが

今日は妙に他人に見えた

わかりきっていたはずの

あなただったのに


顔を見ただけで

何があったかなんて

わかるはずもないけれど

確かにどこか

違うように見えた


車に乗り込んだあなたが

流行りの言葉をつぶやいた

一緒にいた頃には

言わなかったのに


そういえばすぐに

染まる人だったよね

悪いことじゃないけれど

遠いところへ

行ったように見えた


横断歩道を渡りきれず

真ん中にたたずむ老人

車を気にしながら

何を思っているの


時は容赦なく

ピリオドを打ってゆく

若さなんて誰でも

気づけばとうに

失っているもの

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