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Hang Out
騒げば騒ぐだけ悲しいのに
仲間の誘いにつられ
今日も出かける
真夜中のバックストリート
満たされない思いだけが
グラスの氷のように
冷たく置き去りのまま
注げば夢のように飲み干して
虚しさが募ってゆく
ネオン輝く
真夜中は眠れるドラッグ
満たされていた思い出を
カーマフラーのように
今でも引きずったまま
満たされない思いもいつか
グラスの氷のように
とけていくと信じて
仲間の前では明るく振舞っているけれど、実は何をしても満たされないと感じている主人公を描いてみました。




