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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
290/866

ようこそWhite Barへ

カクテルはいかが

見まわりに来るウェイター

紫のシネラリア

白い部屋を彩ってる


カーテンが開いて

運ばれてくるディナー

夜の街を見下ろし

肘をつく傷心飛行


向かいの人によい知らせ

明日帰れるようだ


忘れていた手首の痛み

思い出して目をそらす

やがて新しい顔ぶれ

私だけは同じ席


カクテルをそっと

差し出してくるウェイター

廊下の掲示板

見覚えのあるサンタの絵


カーテンが開いて

友人が入ってきた

オレンジの香りを

ほのかに漂わせながら


当分来れないと言った

いいさ 心配するな


忘れていた手首の痛み

思い出して目をそらす

寂しくなるとは言えずに

後ろ姿見送った


カクテルはいかが

見まわりに来るウェイター

窓から見える桜

また咲き始めたようだ

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