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コスモスの道
10月の風を受け
走るコスモスの道
流れる薄紅が
出会った頃にいざなう
いつから私たち
見つめ合わなくなったの
この道が好きだと言った
あなたに今も恋してる
いたいけなまなざし
これ以上くすまないで
何かあるとあなたは
言いくるめようとした
肩を抱けばすべて
忘れると思ってるの
ハンドルを切るとき
もっと優しかったのに
また秋に来ようと言った
あなたを今も探してる
おどけてる仕草に
もうときめきはしないの
この道が好きだと言った
あなたに今も恋してる
透き通るまなざし
これ以上くすまないで




