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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
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ふと気がついたら

私は森を歩いていた

ひとりぼっちなのに

なぜか怖くなかった

懐かしい声だけが

遠くから聞こえていた


光のない場所では

時間なんてないようなもの

針の音を離れて

どれくらいたつのだろう


救いをここで待っていても

冷たい風が通るだけ

もう帰れなくていい

永遠だってかまわない


ふと振り向いたら

私は森をさまよってた

足跡は途絶えず

この先も続いてる

懐かしい香りが

いつしか漂っていた


どこかで嗅いだ香り

ずっと昔に嗅いだ香り

そう あれは君の香り

そしてあれは君の声


救いをここで待ってたこと

君には届いていたんだね

もう傷ついてもいい

いばらの道を歩いていく


光が見えてきた

待っていて たどり着くから

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