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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
270/866

夏の忘れもの

残暑は夏の忘れもの

気がついて追いかけても

振り返って微笑むだけ

彼岸花が揺れるだけ


もう帰れない日々があって

これから始まる日々がある


涼しくなった風の中に

新しい出会いの予感

けれどそばにいてほしい


残暑は秋の子供たち

両手を広げていても

そばで駆けまわってるだけ

すぐに帰っていくだけ


まだ待っている日々があって

探していきたい日々がある


涼しくなった風の中に

新しい出会いを祈る

けれどいまだ恋しくて


残暑は夏の忘れもの

誰も拾ってくれない

みんなひとりずつ落として

拾われない忘れもの

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