27/866
風船
空にとけていく風船よ
いったいどこまで飛んでくの
小さな子供が見ているよ
誰かが手放したときから
自由に でも寂しげに
ひとりで風と消えていく
この街には帰らない
空にとけていく風船を
急いで諦めさせていく
小さな子供が見てるのに
この街のクラウンたちは
足を止めて見上げない
泣いてしまうのを恐れて
次を求めて走りだす
空にとけていく風船は
最後にこっそり耳元で
小さな子供にささやいた
空にとけていく風船の
最後を誰も教えない
小さな子供は知ってるよ
空にとけていく風船よ
いったいどこまで飛んでくの
小さな子供が見ているよ
誰かが手放したときから
自由に でも寂しげに
ひとりで風と消えていく
この街には帰らない
空にとけていく風船を
急いで諦めさせていく
小さな子供が見てるのに
この街のクラウンたちは
足を止めて見上げない
泣いてしまうのを恐れて
次を求めて走りだす
空にとけていく風船は
最後にこっそり耳元で
小さな子供にささやいた
空にとけていく風船の
最後を誰も教えない
小さな子供は知ってるよ
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。