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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
268/866

Bohemian

スーツケース転がして

懐かしい街に降り立った

改札口を飛び出せば

秋の風のにおいがした


迎えに来ると言ったのに

銀杏が空を舞うばかり


やっと会えると言うなんて

嘘は悲しくさせるだけ

本当のことだけ教えてよ

うんざりしてるボヘミアン


あの日からカレンダーに

丸をつけて今日を待ってた

駅前が人であふれても

きっと見つけてくれるはず


熱い抱擁ですべてが

薔薇色に染まる気がして


すぐに会えると言うなんて

嘘は思い上がらせるだけ

本当のことだけ教えてよ

せいせいしてるボヘミアン


駆けてきた君の隣に

知らない誰かが立っている

二人そっと目配せして

銀の指輪を見せつけた


わかっていたと強がって

変わった街に消えてゆく


会いたかったと言うなんて

嘘は悲しくさせるだけ

本当のことだけ教えてよ

終わりにしようボヘミアン

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