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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
267/866

君がいた部屋

君の部屋は今も

そのままにしてあると聞いて

ススキ揺れる道を飛ばした


ノートの切れ端まわして遊んだ

二人で会いたかったのに


君がもういないこと

まだ信じられなくて

訪ねれば迎えてくれそう

どれだけ涙ぬぐっても

前が見えず車を止めた


子供部屋は悲しい

生まれてやがて死ぬさだめ

知らない君がここにいたから


してあげたかったことを数えて

オルゴールのねじをまわした


君が生きていたこと

ただ思い出したくて

小窓を開けて風を入れた

机の隅の落書きと

馬の彫刻に陽がさした

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