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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
262/866

Good-bye Town

長く住んでいた町に

ホームから手を振った

4月の終わりは

まだ肌寒い


帰る日が来るなんて

思ってもみなかった

線路わきの花が

風で揺れている


列車の開いた窓から

麦わら帽子を飛ばした

あの日の笑顔は

もう二度とつくれない


小さな駅に着いたら

迎えが来ているはず

軽く抱きしめて

ただいまと言おう


列車の開いた窓から

麦わら帽子を飛ばした

あの日にわかった

失う日が来ること


秘密基地探すときの

純白の無邪気さだけを

古い地図にして

またいつか開きたい

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