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Good-bye Town
長く住んでいた町に
ホームから手を振った
4月の終わりは
まだ肌寒い
帰る日が来るなんて
思ってもみなかった
線路わきの花が
風で揺れている
列車の開いた窓から
麦わら帽子を飛ばした
あの日の笑顔は
もう二度とつくれない
小さな駅に着いたら
迎えが来ているはず
軽く抱きしめて
ただいまと言おう
列車の開いた窓から
麦わら帽子を飛ばした
あの日にわかった
失う日が来ること
秘密基地探すときの
純白の無邪気さだけを
古い地図にして
またいつか開きたい
長く住んでいた町に
ホームから手を振った
4月の終わりは
まだ肌寒い
帰る日が来るなんて
思ってもみなかった
線路わきの花が
風で揺れている
列車の開いた窓から
麦わら帽子を飛ばした
あの日の笑顔は
もう二度とつくれない
小さな駅に着いたら
迎えが来ているはず
軽く抱きしめて
ただいまと言おう
列車の開いた窓から
麦わら帽子を飛ばした
あの日にわかった
失う日が来ること
秘密基地探すときの
純白の無邪気さだけを
古い地図にして
またいつか開きたい
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