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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
248/866

空と雲と風と

自転車を乗り捨てて

飲み終えたボトルに

砂をつめてオニを決めた


強い風が帽子を飛ばす

空を舞うビニール袋

追いかけたら三日月

もう顔を出していた


薄い雲の流れ

アパートは夕陽色

果てしなく遠いものが

どうしてこんなに気になるの


友達を呼ぶ声は

帰り時のサイン

誰も気づきたくなかった


みんな自転車にまたがって

高いベランダを見上げて

泥だらけの手のひら

振り返してこぎ出す


公園の落書き

明日まで残らない

どんなに残したくても

いつか風がさらってゆくの


走っていく背中

寂しげな夕陽色

果てしなく遠いものが

ときどきいちばん気になるの

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