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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
246/866

ホーム

町からはるかに遠い

緑と風のバス停

降りればすぐそこ

私の小さなホーム


庭にいつも誰かいて

おかえりの声がする

バターの香りに

吸い寄せられてリビング


またひとり歩けなくなり

恋しいものが増えていく

生まれた町のにおい


次の夏が来る頃は

この顔ぶれも変わる

連れ戻されて

会えなくなる人もいる


どんな生き方だったか

余計なことは聞かない

ただここにいたい

それだけあればいいから


次は誰が旅立つのか

考えたくないことばかり

夕陽の窓に映る


幼い自分が手を振る

誰にも見えない幻

淡い光の中に

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