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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
242/866

オムレット

君がここを離れるつもりなら

私にできることといえば

元気でねって見送ることと

行かないでって引き止めること


本当は行ってほしくない

だけど口に出したら

もっと遠くなる気がした


大好きなオムレットを

君と公園で半分こした

ここにいる誰もが見捨てても

私はずっと待っているから


君はいつもみんなを寄せつけず

ひとりが好きなふりをしてた

優しい言葉を毛嫌いして

恐れる瞳を求めていた


本当は何がほしいのか

なぜか会ったときから

たぶんわかってた気がする


桃色に染まる街を

君と並んで駅まで歩いた

どうせ行くあてなんてないのに

最後まで強がっているのね


大好きなオムレットを

君と公園で半分こした

今日の二人を忘れないで

私はずっと待っているから

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