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La poesia  作者: roman
201~300 哲学に出会った頃
216/866

家出

僕なんていないほうがまし

別に気を引くつもりで

言ったんじゃないからね

どうして君なんかに

言ってしまったんだろう


手首につけた傷の数は

寂しさとやるせなさで

もがき苦しんだ数

どうして君なんかに

見せてしまったんだろう


大人はいつも忘れたがり屋

みっともないなと言うばかり


帰りたくないと叫んでも

他に行く場所はないと

必ず連れ戻される

どうしてあの人は

捜してほしいんだろう


どこの家も同じだからと

肩をたたいて言うけど

何を知っているのかな

あんな家ばかりなら

みんなどうかしてしまう


大人はいつも済ませたがり屋

絆は切れぬと言うばかり


大人はいつも忘れたがり屋

もう気にするなと言うばかり

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