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Lily
禁断なんて言葉に
心揺れたりしないの
イメージはひとり歩き
どこまでも止まらない
もう百合の花が差し出す蜜を
吸っても私は満たされないの
ファンタジーに押し込めないで
そこから飛び出したいの
あなたが私を認めなくても
私はあなたのそばにいる
同じだなんて言葉に
心揺れたりしないの
立ち現れた違いを
隠すことになるから
でも百合の花は確かに腕を
つかんで私を生かしてくれた
ファンタジーでも忘れないで
それは誰かのことなの
あなたが私を許さなくても
私はあなたのそばにいる
ファンタジーに押し込めないで
そこから飛び出したいの
あなたが私を認めなくても
私はあなたのそばにいる




