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La poesia  作者: roman
001~100 小さな世界で生きていた頃
20/866

ハイド・アンド・シーク

黙ったまま過ぎる時間

時計の針を追いかけていた

月明かりがさし込む部屋で

二人は何を待っていたの


突然立ち上がった君の

残した香水の香りが

まだそばでしそうでも


今から10を数えるよ

好きなところに隠れてね

いいよの合図が聞こえても

隠れた君を探さない


いつもかくれんぼをしていた

そのたびに君の影が増えた

それをひとつ残らず倒して

ようやく安らかになれた


ほんのひとときだったから

声もしぐさも表情も

強く胸に刻めたの


今から10を数えるよ

好きなあいつと隠れてね

いいよが近くで聞こえても

隠れた君を探さない


今からそっと消えるから

傷つきながら探してね

地球が何回まわっても

隠れた僕は探せない

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