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La poesia  作者: roman
101~200 優しい歌に出会った頃
190/866

おくりもの

小さな橋の上は

潮風の通り道

濁った水もじき

海へ流れてわからなくなる


通り過ぎる車は

きっと遠い親戚

小さな村だもの

出会っていたって不思議じゃない


あなたが消えてしまった日

私も消えようと思った


慰めてくれる言葉など

周りに何ひとつなかった

知り合いだらけの村は優しい

昔 誰かが言ったけれど


朝もやが晴れていく

心だけ置き去りで

君はあの人のこと

もう覚えてなんかいないよね


通りがかる人が笑う

おぶった君のほうを見て


どこまでも落ちていきそうな

私を救ってくれたのは

朝陽を取ってくれようとした君

もう消えようなんて思わない


思えばいつでもすぐそばで

私を救ってくれていた

朝陽を取ってくれようとした君

もう消えようなんて思わない

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