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CHEER UP
どうして消えてしまったの
キャンドルの香りだけ残し
乗り過ごした列車には
永遠に飛び乗れないの
暗い部屋で膝をかかえ
君を責めても悲しいの
寂しくてつけたラジオ
知らない曲が始まった
「あの愛に出会えた君と
あの愛を手放した君を
泣きながらでもいとしんで」
似た者同士と言われて
照れながら笑ったあの日
こんなことになるなんて
まったくないかのように
「あの嘘にこたえた君と
あの嘘を信じた君を
泣きながらでも抱きしめて」
「あの愛に出会えた君と
あの愛を手放した君を
泣きながらでもいとしんで」
どうして消えてしまったの
テーブルに指輪だけ残し
降りそこねた列車は
このままどこをさまようの




