表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
La poesia  作者: roman
101~200 優しい歌に出会った頃
149/866

ORANGE ROAD

真夜中のパーキングエリア

目覚めのコーヒーを買いに

君は車を降りていった

長距離トラックの海を

まるで魚が泳ぐみたいに


降りてこいと手招きする

君の後ろは黒い森

自販機の向こうの山並みは

昔どこかで見た景色

風の中 木切れ拾う場面


なびく髪とパーカーの裾

押さえて駆けてゆけば

はにかむような笑顔見せて

両手広げて待っててくれる

君とどこまで行けるだろう


みんな近道をするために

大事なものをなくしていく

もっとまわり道を探したい

後ろを走るドライバーに

手を振っていた頃のように


闇の中をまっすぐ見つめ

いつだって飛ばさない

横目で一瞬確かめて

眠ってもいいと言ってくれる

君とどこまで行けるだろう


オレンジのライト滑る道

降りはじめた銀の雨

フロントグラスは小宇宙

寒くないかとさりげなく聞く

君とどこまで行けるだろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ