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La poesia  作者: roman
101~200 優しい歌に出会った頃
126/866

STAIRS

心震える歌に出会うたび

何か生み出せそうな自分に

なれる気がした


小さきものの歌に出会うたび

生きていてよかったと自分に

言える気がした


遠くにいる人の涙が

一粒でも乾けばいいな

悲しみにのぼる階段が

風に吹かれる階段に

変わればいいな


いないとされる歌に出会うたび

すべて恨めしく思う自分に

なった気がした


もう君たちを泣かせたりしない

もう君たちを置き去りにしない

そう歌ってよ


見捨てられた人の願いが

一筋でも叶えばいいな

苦しみの果ての階段が

星を見上げる階段に

変わればいいな


遠くにいる人の涙が

一粒でも乾けばいいな

悲しみにのぼる階段が

風に吹かれる階段に

変わればいいな

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