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《6周年ですよ! &120万PV大感謝! ありがとうございます!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
かぐやルート編

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次のルートへ

 皆さん、こんにちは。

 ギャルゲーに転生してしまった俺です。

 さくらちゃんを救えたので俺の役目は終わったと思ったのだけど……

「まだ一人しか救えていないではないですか。それにあなたは相島 立花の《絆の結晶》を大きくして彼女に身体を返すのが目的ですよね?」

「まあ、そうだけど」

 さくらちゃんを救った翌日のこと。

 俺は普通に相島 立花として目が覚めた。

 そして神様と話している。

 昨日、さくらちゃんの家から格好良く立ち去ったんだけど……

「え、ちなみにどのぐらい大きくなったの?」

「元の五分の一ほどですよ」

「全然じゃんか……」

 俺は肩を落とす。

「でも、まあ、気長にやるか……?」

 "元"の五分の一?

 神様が相島 立花と会ったときは彼女の《絆の結晶》はすでに粉々に砕けていたはず。

 どうして"元"の大きさを知っているんだ?

「どうされたんですか?」

「あ、いや、別に」

 俺の考え過ぎか。

 それよりも今日は学校だ。

 早く支度しないと。

「じゃあ神様、何かあったらまた頼むよ!」

「私はあなたを監視するだけですから」

 神様は相変わらずの無表情。

 だけどその方が心が落ち着く。

 部屋の扉がノックされる。

 神様が消えたから時間が進んだのだ。

「お姉ちゃーん! いつまで寝てるの~?」

「今行くよ!」

 俺は準備を整えて麻衣と家を出る。

「おはよう! りっちゃん、麻衣ちゃん!」

 玄関先で待ってくれていたさくらちゃん。

 《絆の結晶》が修復されたこともあってか、一段と明るい笑みだ。

「おはよう、さくらーー」

「おはよう、さく姉」

 …………え、今のってーー

「麻衣、ちゃん……?」

 俺以上に驚いていたのはさくらちゃん。

 目が真ん丸になっている。

「驚きすぎ。前はそう呼んでたでしょ?」

 少し照れた様子の麻衣。

「麻衣ちゃーん!」

「ちょっ!?」

 さくらちゃんが感極まって麻衣を抱き締める。

「苦しいよ、さく姉」

「ありがとう。ありがとう、麻衣ちゃん!」

「お姉ちゃん、見てないで助けて!?」

「あーはいはい」

 俺は思わず笑ってしまった。

 麻衣もさくらちゃんを赦してくれたみたいだ。

「ほら行くよ、二人とも」

「うん! りっちゃんも行こう!」

 さて、まだまだ頑張りますか!

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― 新着の感想 ―
[良い点] まださくらルートしか見てないですけど、すごく面白いと思いました。今後も応援します
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