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《6,5周年ですよ! &120万PV大感謝! これからもよろしくお願いします!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
さくらルート編

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さくらルート26

 は~。

 俺ってリア充だったんだな。

 ギャルゲーのヒロインとトイレの個室で二人っきり。しかも俺の膝の上で身悶えている。頬を染めて。

 これ、もう攻略済じゃね?

 ギャルゲーより18禁ぽくはなってしまったが。

 これでさくらちゃんを救えたのか?

 ていうか、そろそろ俺の理性が限界なんだが……

「りっちゃん」

 熱い息で俺を呼ぶ声。

「私、変かな?」

 まだ少し興奮しているのだろう。

 涙目のさくらちゃんと目を合わせる。

「変じゃないよ。こうやって甘えてくれるのは嬉しい。ごめんね。寂しかったんだよね」

 俺はさくらちゃんを包み込むように両手で抱く。

「言ったでしょ。さくらちゃんが私を放さない限り、私は一緒に居るから安心して」

「……うん」

 さくらちゃんが俺の胸に顔を埋める。

「りっちゃん、大好き……」

 その言葉のあとに小さな寝息が聞こえる。

 きっと安心してくれたのだろう。疲れて寝てしまったみたいだ。

「さくらちゃんがこんな行動に出る前に話しとけば良かったな~」

 一線を越えることは阻止できたが、友野の言っていた痴女ルートに行ってしまうとは。

 好感度七十億はヤバい。今度から気を付けないと

 まあ、でも今はこれで良いだろう。

 さて、帰るか。

「さくらちゃん、帰るよ~」

「むう、へへ」

 何か嬉しそうに寝てる。

 良い夢でも見ているのだろうか?

 これは起こしづらいな。

 まあ、まだ時間もあるしこのままでも良いか。

 さくらちゃんに訊きたいことは山ほどあるけど、今はこの時間を大切にしよう。

 ああ、俺も眠たくなってきた。欠伸が止まなくなる。

 少し眠るか。

 俺はさくらちゃんを胸に抱きながら目を閉じた。





 何かの音が鳴っている。

 それは俺の眠りを妨げた。

「何だ、さっきから?」

 ボーッとする頭を少しずつ覚醒させていく。

 どうやらポケットのスマホからみたいだ。

 電話の相手は……麻衣。

「はい、もしもし?」

 俺は欠伸を噛み殺して電話に出る。

『あああッ! やっと出た!? ちょっとお姉ちゃん、今何処に居るの!?』

 麻衣の声が耳を貫く。

「そんな大声で喋らなくても聴こえるから」

『なにそれ? うるさいってこと!? 人がどんだけ心配したと思ってるの!? 全然帰ってこないし、電話も出ないお姉ちゃんが悪いんでしょ!』

「帰ってこないって……」

 何をそんなに怒っているんだ?

 俺は一度耳からスマホを離して時刻を確認する。

 《20:00》

 ………………。

 あー。

「ごめん。学校で寝てたわ」

『寝てた!? 学校で!?』

 信じられないとでもいう声だ。

 俺だって信じられない。

 まさかこんながっつり寝てしまうとは。

『ちょっ、今迎えに行くから!』

「いや、良いよ。一人で帰れるから」

『何言ってるの! お姉ちゃんはボーッとすることがあるんだから悪い人にでも襲われたらどうすんの!?』

 うう、そう言われると何も言えない。

 ふむ。

「麻衣はお姉ちゃんのこと、信じてくれないの?」

『別に、そういうわけじゃ……』

 お、これは。

「は~。そうだよね。お姉ちゃん、頼りないよね。ごめんね、こんなお姉ちゃんで」

『そ、そんなことないよ! お姉ちゃんは強いし、優しいし、頼りになるよ!』

「じゃあ信じて待っててくれる?」

『……分かったよ。気を付けてね?』

「ありがとう。すぐに帰るから」

 俺は電話を切る。

 ふう。

 何とか乗りきった。

 麻衣の優しさにつけこんだのには罪悪感があるが、さくらちゃんと一緒に居たとバレては小言を言われそうだ。

 あとで謝っておこう。

 しかし、二人の仲もどうにかしたいな。

 ………………。

「おーい、さくらちゃん」

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