表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《6周年ですよ! &120万PV大感謝! ありがとうございます!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
さくらルート編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/1048

さくらルート1

 想いを伝え合った俺とさくらちゃんは関係を修復しつつあった。

 俺が記憶喪失の設定で、さくらちゃんも未だに過去の負い目を感じているからか会話はぎこちない。

 それでも一緒にいることが増えたので良いことだ。

 少し困ったことがあるといえば、さくらちゃんからの"好き好きアピール"が凄い。

 毎朝、登校すると遠慮なくハグしてくるし、周りに人が居ないと分かれば、まるで恋人のように腕を絡めてくる。

 きっと、今まで別たれていた時間を埋めようとしてくれているのだろう。

 だけど俺は相島 立花という女子校生だ。

 ユリユリしても良いが、俺としてはギャルゲーのヒロインらしく主人公と付き合って幸せになってほしい。


 遺憾だがな!

 

 ええ、そうですとも。


 大変に遺憾でありますとも!


 でも、さくらちゃんのために我慢我慢。

 だというのに未だに主人公らしい人物が現れない。

 というか名前を覚えられた男子が隣の席の友野だけ。

 でも友野は主人公じゃない。

 さくらちゃんとの一件で思い出したが、友野はギャルゲーにおけるお助けキャラだ。

 彼に訊けば主人公とヒロインとの好感度が分かる。

 ん? 

 ということは友野に訊けば主人公が誰か分かるんじゃないのか?

「なあ、友野」

「んお?」

 休み時間にスマホでゲームをしていた友野。

 耳だけ傾けてくる。

「主人公って誰だ?」

「……は? このゲームのか?」

「え? ああ、ゲームの」

 もしかして友野はこの世界が元々ギャルゲーだったと知っているのか?

「この特殊部隊の兵士がーー」

「すまん、質問が悪かった」

 予想は外れた。

「あーと。何て言えば良いのかな。最近、神崎さんと仲が良い人って居る?」

「相島さん」

 即答だし、間違いではないがそうではない。

「男だ、男。神崎さんと、その~何て言うか、お似合いな奴だよ」

「何だ? 俺と恋バナでもするの?」

「ちがーう! 神崎さんを幸せにしてくれるようなBIGな男は居ないか訊いてるんだよ」

「BIGな男、ね。ああ、でも確か少し前まで神崎さんと噂になってた奴が一年に居たな」

「え? 名前は?」

「有名な奴だよ。名前はーー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ