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Beginning

とある事件に巻き込まれたことにより学年主席が僕の友人に惚れてしまった

注意点※この小説に置いては地名や人名などは覚えやすいように”A点”や”A君と”しています

例:ここは日本のA県のA市にあるA高校学校に住んでいるA君(20歳)


ここはA本のB県に存在するC市のD高校。

時は20xx年6月下旬、梅雨があけ夏の兆しが見えてくる時期。

僕こと”友人A”は昼休みに友人と弁当を食べながら悩み事の解決方法を考えている。

一緒に一人の男子と一人の女子と弁当を食べているが、これが僕の悩みの原因だ。


僕の左前にで弁当を広げているのはヒロインAさん。我々一年生の主席であり、勉強運動なんでもできる完璧ガールだ。そして僕の憧れの人。ちなみに僕の友人である主人公Aに惚れている。

現在は主人公Aの好物(ヒロインA調べ)である馬肉の生姜焼き(美味しいのか?)を箸で持ちながら「あ~ん♡」するタイミングを見極めている。なんて羨ましい。


僕の右前にいるのは主人公A。見た目はそこまでだが正義感が強く困った人を見捨てれない性格であり、結構モテるが気が付いていない。

ちなみに馬アレルギーなために馬肉は一度も食べたことが無い。

彼は5月下旬に起きたとある事件により、ヒロインAさんに惚れている(っぽい)。それについてはまたいつか・・・。


僕は友人として、憧れの人として、このお互いに恋愛事に鈍感な二人をどのように自然にくっつけるか、ということが悩みなのだ。

僕は主人公Aに強い恩がある。だからこそ、どんなことがあろうともくっつけるこの恩を返そうと思っている。

例えどんなことがあったとして、絶対に彼らを幸せにする!





そして現在は主人公Aの部屋。一学期期末テスト前日。

主人公Aの成績は普通程度、つまりここでヒロインAさんに勉強を教えてもらえるように仕向ければ一気に進展するであろう展開。

ちなみに僕は勉強が嫌いであり、成績は下の下。この高校に入れたの奇跡レベル。







挿絵(By みてみん)

背に腹は代えられん。もしもヒロインAさんが来たときなんて主人公Aがテンパるなりで、絶対に勉強にならないだろう。主人公Aは勉強を教えるのが上手いため、僕は常に頼ってきた。そのためにそうなってしまえばもはや僕の赤点補修の悲しみコースが確定されたもの。

そうなってしまえば僕が主人公A達をサポートできないし、これは仕方ないことなんだ。そう仕方ない


エアコンの効いた涼しい部屋の中ということもあって勉強に没頭していた。

お昼を過ぎた辺りでおなかの虫が鳴き、ようやくお昼時を逃したことに気が付いた。

「もうこんな時間か。俺、軽く昼飯作ってくるよ」

そう言って主人公Aは一階に降りていった。料理が上手いので非常に楽しみだ。僕はリビングで英単語を覚えながら待つことにした。


10分ほどすぎたタイミングでチャイムが鳴った。

「誰だ?誰か来る予定とかあったの?」

そう僕が聞くと「さあ?」っと、主人公Aは不思議に思うような声で答え「手が離せないから出てくれ」と言った。

僕は素直に玄関に向かいドアを開けた。

するとそこには汗だくになって二本の缶ジュースを持って佇むヒロインAの姿が!





挿絵(By みてみん)

謎が謎を呼ぶ。缶ジュースを二本持っているということはこれは差し入れか?それなら僕がいることを知らなかった。つまり主人公Aとは連絡を取っていなかったということだろう。そもそも何故ヒロインAは主人公Aの家を知っている?今の関係だと主人公Aが家に上げるわけないだろうし・・・と言うか何故彼女も鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして固まってるんだ、現実逃避したいのは僕の方だ。

「あー、えーっとですね」

そうヒロインAは切り出した。とりあえずこの状況を打破しなければこの馬鹿暑い玄関にいないといけない。

「そう!これ!良かったら飲んでください!」

そうして缶ジュースを僕に渡してきた。僕はそれを反射的に受け取ってしまい、その行動の間違いに気が付いてしまった。

これは缶ジュースじゃなくてコーンスープ(hot)だ・・・。



・・・沈黙が続く。そこに救世主が現れた!

「おーい、大丈夫かー?」

そういいながらエプロン姿でこちらに主人公Aがこちらに来ている。良かった、これでエアコンの効いた部屋に戻ることができる。

「えぇ?!何でヒロインAさんがいるんです?!」

やはりアポ無しで来ていたのか。

「いやですねねねね、その・・・」

そういって俯くヒロインA。そしてまた沈黙が続く。

しかしこのままだと貴重な時間がどんどん無くなってしまう。

「そうそう!さっきヒロインAさんが主人公Aの家に来たいってlion(SNSアプリ)で言ってたから一緒に勉強会に誘ったんだ!」

ある意味最悪の選択をしてしまった。

「あー・・・なるほどな、そういうことか。上がっていいよ」

そういって主人公Aは台所に戻っていった。勝手に家に上げるような約束をしたことになったので、後で死ぬほど謝っておこう。


そうして貴重な休日の勉強会は終わってしまった。

結果はギリギリギリギリのギリで赤回避という、本当に紙一重の結果だった。

勝手に約束した(ことにした)については、相手がヒロインAだからこちらもギリ許してもらった。

見てくださりありがとうございました

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