開戦前夜
久しぶりの投稿です。
ヘイブンの街で、まさかのライツの生存者と面会をすることになった。街の集会所にある個室に案内された。生存者がいるという報告を聞いてから三日経っていた。
「こちらです。ヒューマさん、失礼いたします。」案内をしてくれたおじさんが先に入って行きちょっと話をしてから、出てきた。話は好きにしていいということだ。中から、
「どうぞ。」と、リアンと同じくらいか少し上の女性の声が聞こえてきた。
「失礼します。えっ。」びっくりした。そこには、リアンより年下の顔でリアンよりもしかすると自分より背が少し高い女性が座っていたのだ。そして、リアンが突然、
「...可愛い。」珍しい言葉を口に出した。
「...ありがとう。あなたも可愛いわよ。」
「あ、こんにちは。自分はソハンです。こっちはリアンです。あなたは...?」
「...ヒューマです。ライツの街であなた方のお陰で助かりました。あの魔導砲のお陰で...私も含めて、百人弱ですが...本当にありがとうございます。私の師匠は、あの機体に立ち向かいやられてしまいました。」
「師匠...ちなみに何の師匠だったんですか?」
「機体の設計や組み立てを私に教えてくれていました。とっても、大切な人でした。小さい時からずっと一緒で...家族のようなものでした。ですから、今この街に向かっているあの機体に私も一矢報いたい、いえ倒したい。倒してやるんです。だから、私も一緒に連れて行ってください!」
「え?えーと...え?それは、ちょっと無理かもです。自分の機体は魔導砲が搭載してあるとはいえ、あくまで移動用ですから...」
「じゃあ‼︎私があなたの機体を改造します!それで奴を倒して!倒してください!」
「改造って...あ、できるんでしたっけ?」
「出来ます!やらせてください!」
「それじゃあ、お願いします。」
「はいっ!」完成してほんの一ヶ月程度で、鋼鉄丸の改造計画が誕生したのだ。そのあと、鋼鉄丸をとめている倉庫まで一緒に行き、機体の説明をして、改造案を一緒に練った。
その間、街は大型兵器討伐計画を発表。様々な装備や形をした機体が集まってきた。街の中は最初入ってきたときに比べさらに油臭い街になって行っていた。整備工場は、全てがフル回転。資材も出し惜しみなしで、計画が進んで行っていた。
それから、数週間。宿に泊まっていた自分達の所へドタドタかけてきた。
「完成したよっ!ソハン!リアン!」この数週間でヒューマととても仲良くなっていた。
「本当に!やったね!ソハン!」リアンも少しテンションが上がっていた。
「機体の登録番号と名称はどうする?」
「うーん。S/R+H-002でいいかな。名称は...鋼鉄丸2とかでいいと思う。」
「じゃあそれで登録しとくね!あと作戦要項もきてたよ。じゃ、倉庫で待っとくね。」
「ありがとう!」作戦要項をざっと見る。近接戦闘用の機体で撹乱し、後衛が射撃をするという作戦だ。結構単純だが、細かくしても意味がないと考えてのことだろう。そして一番最後には、赤い閃光弾が上がったら、各々の考えで攻撃をしていいと書いてあった。
いつでも出られるようにしとくようにとも書いてあったので、荷物をまとめて倉庫へと向かう。機体を見るのが楽しみだ。




